「人に貸したものはかえって来ないと思いなさい。」
子供のころ、そんなこと言われた気がするなぁ・・・。

株の世界にも絶対ってないワケ。

じゃあさ、証券会社が万が一倒産した場合、
私たちの資産はどうなるのって思うよね?

返してくれるのかな。なんか無理っぽいなあ。

・・・と思ったあなた!安心して!

貸したマンガはかえってこなくても、
資産はかえってくるから。

原則として、金融機関の破綻による、
投資家の資産への影響はないとされているのよ。

・・・びっくりした?ごめんなさいね。

というか、株や投資信託、FXなんかの金融商品は、
仮にそれを扱っている証券会社が破たんしたとしても、
投資家の資金が戻ってこないってことはないように設計されているの。

これらの金融商品は、証券会社に投資をしているわけじゃないから、
証券会社が倒産しても大丈夫。

(ただ、投資先の企業が倒産した場合は損益を被ることになっちゃうけどね。)

じゃあ、株の場合は、どんな仕組みで投資家の
資金が戻ってくるようになっているのか、ちょっと説明するね!

証券会社が私たち投資家から預かる株や債券なんかの有価証券、
それにお金については、証券会社自身の資産
(つまり、証券会社が稼いだ手数料とかの利益やその他諸々のお金…

例えば証券会社の社員の給料や自社ビルなんかだよ)とは区別して、
管理するように決められているの。

何で決められているかというと、金融商品取引法だよ。

この金融商品取引法は、証券会社をはじめとした金融機関では、
必ず遵守しなければならない、バイブルみたいなものなの。

そして、投資家の資産と証券会社自身の資産を、
完璧に分けて管理することを、「分別管理」っていうんだよね。

金融商品取引法の第43条2第1項で定められているの。

さらに、分別管理の対象となる有価証券について、
金融商品取引法第43条の2第1項では、

・取引所に上場されている先物取引
・オプション取引に関する証拠金の代用有価証券として顧客から預託を受けた有価証券
・信用取引の保証金代用有価証券として顧客から預託を受けた有価証券
・有価証券関連業又は付随する業務としての一定のものに係る取引に関して、顧客の計算において金融商品取引業者等が占有する有価証券又は顧客から預託を受けた有価証券

と定めているの。

ちなみに、投資信託の場合、証券会社や銀行なんかは、
あくまでも販売の窓口ってことになるの。

じゃあ、買った投資信託のお金はどこに行っちゃったのさ!

・・・って心配になるかもしれないけど、
実は信託銀行に預けられているんだよね。

で、信託銀行が投資信託の運用会社から指示を受けて、
そのお金を色々な投資商品に投資して、運用するってワケ。

ちなみに、信託銀行でも、信託銀行自身の資産と投資家、
つまり顧客の資産は区別して管理されているから安心してね。

でもさ、世の中には万が一ってこともあるよね。

証券会社が倒産した時に、万が一ではあるけれど、
なかなか顧客の資産が返ってこなくて困ったよ~!なんてことにならないよう、
日本投資者保護基金っていうのがあるの。

この日本投資者保護基金は、金融商品取引法に基づいて設立されている法人で、
全証券会社が加入を義務付けられているんだって。

万が一だけど、何らかの理由で顧客の資産を、
すんなり返すのが難しいと認められると、
日本投資者保護基金がその損失を補償し、
投資家を保護してくれるんだって。

ちなみに、顧客の資産は、有価証券店頭デリバティブ取引に
係るものや信用取引の評価益等を除いて、
原則一顧客当たり1,000万円まで補償されるそう。

どう?安心したかな?

投資家のお金はちゃんと分けて管理されているし、
万が一お金がなかなか返ってこなくても、
1,000万円までなら補償されるんだよね。
これで安心して投資ができるよね!