IPOって知っているかな?
新規公開株、つまり初めて証券取引所に上場して誰でも株取引が出来るようになる会社の株式のことだね。
IPOは実際に誰でも売買が出来るようになる前に公募価格と呼ばれる最初の価格で売り出されて、
売買できるようになった初値は公募価格より高くなることが非常に多いんだ。
だから人気が高く、実際の発行株数に対して数倍の購入希望があることも珍しくないし、
ほとんどの場合は購入希望が上回るんだ。
では実際にIPOを買うときにおすすめの証券会社を紹介しよう。
まず、IPOを取り扱う数が多いほうが買えるチャンスが増えるよね。
その点でおすすめなのが「SBI証券」や「SMBC日興証券」「野村証券」なんかだね。
「SBI証券」はIPOの引き受け実績が多く、2014年は業界でトップだったんだよね。
「SMBC日興証券」は取り扱い銘柄の豊富さに加えて主幹事になることも多いんだ。
主幹事っていうのは他の証券会社よりも多くの本数を引き受ける会社だよ。
「野村証券」は主幹事になることが特に多い会社だね。
IPOの購入の際は、希望者が多ければ抽選になることが多いんだけど、
その抽選方法は大きく3つに分かれるんだ。
まずは「完全公平抽選」。
1口座1口のみの受付で、申込者みんな不公平なく抽選してくれるんだ。
SMBC日興証券やマネックス証券、カブドットコム証券なんかはこの抽選方法だね。
だからIPOしか狙わない、といった人はこのあたりの証券会社がいいよね。
次は「ポイント制」。IPOに申し込んで外れた場合にポイントがもらえて、
次回の当選率がアップするようになっているんだ。
だから外せば外すほど次回の当選率が上がっていくから、いつかは当たるはずだね。
SBI証券がこの方法を使っているよ。
最後に「資金・取引回数に応じる」。
取引した回数や金額、資金なんかでランクを付けて、ランク上位の人が当選しやすいようになっている会社だね。
楽天証券や岡三オンライン証券もこの方式だよ。
野村証券は全体の10%以上を完全公平抽選、残りを裁量配分と分かれているね。
店舗型の証券会社はどちらかの方式をとっている場合が多いね。
それとSBI証券は資金があれば複数口数申し込めるから、その分当選確率が上がることになるね。
IPOは値上がりしやすいけど、利益が出たら当然税金がかかるよね。
でもNISA口座で取引したら税金がかからないんだ。NISAは少額投資非課税制度のことだね。
NISAでIPOを買えるのは、大手ネット証券では
SMBC日興証券、マネックス証券、SBI証券、松井証券だよ。
当選するかは運次第だけど、税金がかからないなら得だよね。
いろいろ紹介してきたけど、ネット証券なら「SBI証券」か「SMBC日興証券」、
店舗なら「野村証券」がおすすめしやすいかな。
でも資金が豊富なら「楽天証券」とかの方が当選しやすいからいいかもね。
投資スタイルなんかと相談して考えてみてね。