G7で中国への牽制を行うようで、なんだか東アジアがきな臭い昨今、各国が所有する空母の大きさをランキング形式で紹介します。クラスごとの選出なので、例えばニミッツ級は10隻ありますが、ひとつとしてカウントです。順位は満載排水量で、ヘリコプターが搭載可能な強襲揚陸艦なども空母に含めています。あとちょっと怪しいのでイランの空母は除外しました。なんかタンカーに板乗せただけっぽいから(笑)。

最も有名な攻撃空母

 

19位 チャクリ・ナルエベト級(タイ)

満載排水量 11,486 t
全長 182.65 m
最大幅 30.5 m

タイ唯一の空母で、かなり小さめです。それでも垂直離着陸機のハリアーII攻撃機を10機搭載可能とのこと。なかなかの火力です。

18位 ジュゼッペ・ガリバルディ級(イタリア)

満載排水量 13,850 t
全長 180.2 m
最大幅 33.4 m

ハリアーII10機+ヘリ1機搭載可能。ただしイタリア海軍の旗艦カヴールが就役した後、ヘリコプター専門になった模様。

17位 独島級(韓国)

満載排水量 18,800トン
全長 185 m
最大幅 32.0 m

ヘリコプター約10機搭載可能。スキージャンプを装着すればF35Bも搭載可能と称されるが、甲板長が短く距離が取れないので実際には無理なんじゃね?って言われています。

16位 ひゅうが級(日本)

満載排水量 19,000トン
全長 197m
最大幅 33m

ヘリコプター11機搭載可能。ヘリスポットは4箇所。ひゅうがに関しては、護衛艦としての能力も高く、垂直発射式アスロックや魚雷発射管、シースパロー艦対空ミサイルや自動対空防御システムなど、対水上対潜対空ともに艦単体でもある程度の戦闘能力を有します。一方、垂直離着陸機の運用は想定されていません。ひゅうが級は2番艦の「いせ」含め2隻。

15位 アトランティコ級(ブラジル)

満載排水量 22,500 t
全長 203.4 m
最大幅 35 m

元はイギリスの空母オーシャンですが、払い下げでブラジルが運用中。ヘリコプター最大18機搭載可能とのことで、ハリアーなどの垂直離着陸機も最大15機搭載可能と言われています。基本設計がイギリスだから上手に作ってる印象ですね。

14位 フアン・カルロス1世級(スペイン)

満載排水量 24,660 t
全長 230.82 m
最大幅 32 m

ハリアーIIが10機搭載可能。将来はF35Bの運用も検討中とのこと。

13位 いづも級(日本)

満載排水量 26,000トン
全長 248.0m
最大幅 38.0m

ヘリコプター最大14機搭載可能な日本が誇るヘリコプター搭載護衛艦。2番艦の「かが」含め、2隻が配備されています。F35Bが搭載可能なように甲板の耐熱処理が施されているようですが、憲法上の問題で戦闘機を搭載出来るようにするにはいかがなものか!と言ううるさい声があるから現状はヘリコプター搭載護衛艦。ただしひゅうが級と違って、護衛艦としての能力はかなり省かれており、魚雷すら無いので、基本的には他の護衛艦と共に護衛艦隊を形成して運用します。F35Bなら推定8~10機搭載可能。ちなみに空母いぶきはこれがモデル。

 


日本の技術×欧州の皮革
英国やフランスから皮革を取り寄せ日本の職人が縫製する。世界最高峰の品質と手仕事の技術が融合した革製品。財布やバッグ、アタッシェケースなど。

12位 カヴール級(イタリア)

満載排水量 27,100 t
全長 236.5 m
最大幅 39.0 m

イタリアの旗艦カヴール級です。艦の規模や能力などは日本のいずもにかなり近い印象です。いずもがカヴールを参考にしたのかもしれません。スキージャンプを備え、ヘリコプターなら12機、垂直離着陸機なら8機搭載可能。

11位 キャンベラ級(オーストラリア)

満載排水量 27,851t
全長 230.8m
最大幅 32.0m

スペインのフアン・カルロス1世級の準同型艦だけど、こっちのほうが3000トンほど大きい。ヘリコプター12機搭載可能。同型艦に「アデレード」。

10位 ガマール・アブドゥル=ナーセル級(エジプト)

満載排水量 32,300t
全長 200m
最大幅 32m

ホントはロシアの艦になるところが、建造国のフランスがクリミア紛争でロシアには渡せん!ってことでエジプトに回ってきた。元は「ウラジオストク」っていう名前で極東に配備されるはずだった。(色んな意味で)日本で見れたかもしれない艦ですね。同型艦の「アンワル・アッ=サーダート」含め2隻あります。ヘリコプター16機搭載可能。

9位 ワスプ級(アメリカ)

満載排水量 41,335トン(マキン・アイランド)
全長 257.3 m
最大幅 42.67 m

ワスプ級は現在7隻が運用中。ほんとは8隻だったけど1隻火事でおじゃん。それにしたって7隻ですよ!これがアメリカで一番小さな空母だけど、それでもハリアーIIなら最大なんと28機も搭載可能!しかも同型艦が7隻。おいおい、アメリカこえーよ。

8位 シャルル・ド・ゴール級(フランス)

満載排水量 43,182 t
全長 261.5 m
最大幅 64.4 m

アメリカ以外で唯一の原子力空母。さらには核兵器を搭載して、艦載機による核攻撃が可能という空母です。またこちらもアメリカ以外では唯一のカタパルトを装備していて、離着艦の効率がすごいっちゅー代物。搭載能力は戦闘機と攻撃機合わせて25機ほど、早期警戒機が3機、ヘリコプターが4機。重量のある早期警戒機が搭載出来るのはカタパルトがあるおかげです。

7位 ヴィクラマーディティヤ級(インド)

満載排水量 45,500 t
全長 284 m
最大幅 60 m

ロシアのキエフ級の艦を中古で購入して改修して建造した空母。それにしてもロシア絡み多いなぁ。このクラスから通常の固定翼機を離着艦させることが出来る「空母」です。搭載能力は30機程度。

 

空母あるある大図鑑

 

6位 アメリカ級(アメリカ)

満載排水量 45,693 t(アメリカ)
全長 257.3 m
最大幅 32.3 m

ワスプ級の後継となる強襲揚陸艦。強襲揚陸艦と言ってもF35Bの運用を主にした「ライトニング空母」としての活動が期待されており、F35Bが20機程度と、空中給油機も兼ねたオスプレイ4機の運用が想定されています。標準的な搭載数はワスプ級とあまり変わらないみたい。同型艦のトリポリ含め2隻。アメリカは佐世保に配備されています。

5位 アドミラル・クズネツォフ級(ロシア、中国)

満載排水量 67,500トン
全長 305.0m
最大幅 ND

ロシアのアドミラル・クズネツォフの姉妹艦ヴァリャーグを中国が(平和利用と言いながら)買い取って改修したのが遼寧です。ヘリ、戦闘機合わせて50機程度搭載可能。なかなかのモンです。

4位 クイーン・エリザベス級(イギリス)

満載排水量 67,699トン
全長 284.0 m
最大幅 73 m

2017年就役の世界的にも最新鋭の空母です。同型のプリンス・オブ・ウェールズも就役して計2隻。十分な甲板長とスキージャンプを備えるけど、搭載機はF35Bなどの垂直離着陸機を採用。なんでだろう~(垂直離着陸は燃費がやべーから)

3位 山東級(中国)

満載排水量 70,000 t
全長 315 m
最大幅 38m

遼寧を参考にこちらはオリジナルで建造した空母です。着実に中国の技術力が向上しているのが東アジアの驚異ですね。戦闘機だけなら最大で36機搭載可能とのこと。実際の運用面などがどうか分かりませんが、かなりの能力を有しています。

2位 ジェラルド・R・フォード級(アメリカ)

満載排水量 101,600 t
全長 337 m
最大幅 78 m

2017年就役の最新空母、ジェラルド・R・フォード級が2位です。世界で初の電磁式カタパルトを採用していますが、圧力充填が無いので射出感覚が短くなります。また射出速度の調整がやりやすいので、例えば哨戒機を射出するときなども機体にダメージが少なく済むようです。現在は1隻ですが、合計で10隻が計画されています。搭載能力は通常時で75機、最大では100機近く搭載できるでしょう。

1位 ニミッツ級(アメリカ)

満載排水量 105,500 t(ジョン・C・ステニス)
全長 332.9 m
最大幅 89.4 m

一位はニミッツ!空母と言えばこれですよね。一番艦のニミッツから2009年就役のジョージ・H・W・ブッシュまで計10隻。横須賀基地にあるロナルド・レーガンもニミッツ級です。搭載機数はヘリコプター、滑走離着陸機合わせて最大で90機!すげーぜアメリカ。ちなみに同型艦が10隻あるうち、排水量が微妙に違いますが、ほとんどの艦でジェラルド・R・フォードを若干超えてたので一位にしました。

 

それにしてもアメリカはすごい。40,000tクラスが9隻、100,000tクラスが11隻ですから。どうやっても勝てねー。ちなみに空母の定義がいろいろあると思いますが、近年は垂直離着陸機があるから結構ゆるく見てる部分があります。あとは自国での呼び方次第ですね。ちなみにだいたいですが、6万トン以上だと大型空母、4万トンクラスが中型空母、それ以下は軽空母と呼ばれたり、呼ばれなかったり。

 

このチャート・・・

 

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