ダブルトップとダブルボトムという二つの重要なチャートパターンについて詳しく解説します。これらのパターンを理解することで、市場の動きを予測し、効果的なトレーディング戦略を立てることが出来ます。
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目次
ダブルトップとは?
ダブルトップは、株や通貨のチャートで見られる一般的なトレンド転換パターンの一つです。このパターンは、価格が同じレベルまで二度上昇し、その間に一度下落することで形成されます。通常、ダブルトップは強気トレンドの終わりを示唆し、その後の価格の下落を予測するのに使われます。
ダブルトップパターンは、二つのピークを持ちます。最初のピークが形成された後、価格は一時的に下落しますが、再び上昇して最初のピークとほぼ同じレベルで二番目のピークを形成します。まあ簡単に言うとチャートがMの形になっているときですね。ネックラインを割ったときがダブルトップ完成、売りのサインと見なされます。トップがダブルなのでダブルトップ。ダブル天井とも呼ばれます。
ダブルトップの発生条件
ダブルトップは、通常、長期にわたる強気トレンドの後に発生します。このパターンが有効とされるためには、次の条件が必要です。
- 二つのピークが同じ高さか、近い高さであること。
- ピークの間の下落が、しっかり下げていること。
- 第二のピークの後にネックラインを割ること。
これらの条件に合致すればするほど、精度は高くなると言われています。ただ完全に合致していなくても(例えばピークの高さが違う、下落が弱いなど)下げる場合はありますので、ある程度は柔軟に捉えてトレードに活かしましょう。
ダブルトップのチャート解説
それではダブルトップの実際のチャートを見てみましょう。
こちらはUSD/JPYの5分足チャートです。若干トップの高さが違いますが、このくらいはOK。ネックラインを割ったところで売りを入れると大きく取ることが出来ますね。
ダブルボトムとは?
ダブルボトムは、ダブルトップの反対であり、弱気トレンドの終わりを示唆するチャートパターンです。
このパターンは、価格が同じレベルまで二度下落し、その間に一度上昇することで形成されます。ダブルボトムは、これから始まる強気トレンドの兆しとして捉えられます。こちらも簡単に言うとチャートがWの形になっているときですね。ネックラインを越えたときがダブルボトム完成、買いのサインと見なされます。ボトムがダブルなのでダブルトップ。ダブル底とも呼ばれます。
ダブルボトムの発生条件
ダブルボトムは、通常、長期にわたる弱気トレンドの後に発生します。このパターンが有効とされるためには、次の条件が必要です:
- 二つの底が同じ深さか、近い深さであること。
- 底の間の上昇がしっかり上げていること。
- 第二の底の後にネックラインを超えること。
これらの条件に合致すればするほど、精度は高くなると言われています。ただ完全に合致していなくても(例えば底の深さが違う、上昇が弱いなど)下げる場合はありますので、ある程度は柔軟に捉えてトレードに活かしましょう。
ダブルボトムのチャート解説
実際のダブルボトムのチャートはこんな感じです。
ダブルボトムを形成してから大きく上げていることが分かります。こちらも若干、ボトムの深さが違いますが、2番目の底が1番目の底のほうが高いのでこの形は精度が高くなります。
ダブルトップ、ダブルボトムはトレンドの終わり?トレーダーの心理的要因
ダブルトップとダブルボトムは、それぞれ強気トレンドと弱気トレンドの終わりを示す強力な兆候です。投資家の心理としてはやはり同じ価格帯で2度止まったら、その価格帯が天井や底だと判断するでしょう。
一度目の底を付け、上がったのに下がって、また同じ場所ってことです。恋愛で言えば一度振られて、またちょっと仲良くなったけど、また告白して振られたらやっぱりダメですよね。それと同じかも。
ダブルトップ、ダブルボトムの反転パターン
ダブルトップ、ダブルボトムは市場の反転を示唆する重要なシグナルです。ダブルトップは下降トレンドへの転換を、ダブルボトムは上昇トレンドへの転換を示します。これらのパターンが確認された後、市場は通常、新たな方向へと動き始めます。
なのでダブルトップ、ダブルボトムが出現したらトレードチャンスです。その後、大きく上げたり下げたりする可能性が高いです。ダブルトップ、ダブルボトムを捉えるには発生してからでは遅いわけです。なので前もって観察をし、ダブルトップ、ダブルボトムが出るタイミングを見計らう必要があります。
ダブルトップ、ダブルボトムの銘柄を見つけるには?
効果的にダブルトップ、ダブルボトムを見つけるには、チャートを常に観察していく必要があります。具体的にはダブルトップなら二度目のトップ、ダブルボトムなら二度目のボトムになる前から観察していくのがいいでしょう。
上の図のようにダブルボトムの場合、株価がネックラインを形成して下がっていくところから観察していきます。ダブルトップの場合は逆ですね。1度目のボトムと同じぐらいの価格になったとき、上げていくのを見て、ネックラインを超えたら入るようにしていけば、ほぼ失敗はありません。
ダブルトップ、ダブルボトムのだましについて
やっかいなことに、ダブルトップやダブルボトムでは「だまし」が発生することが往々にしてあります。だましは主にネックラインで、買いや売りのサインが出たときに起こります。前に売ったり買ったりした人が多い価格帯なので、株価に迷いが生じやすい場面。なのでだましと呼ばれる株価の揺れが発生します。
この後、そのまま上げてくれればいいわけですが、下がることも結構多い。下がってしまった場合はだましと認定されますが、結果上がるものはだましとは言われず、ダブルトップやダブルボトムが有効であることの材料に使われがち。でもだましが出たらビビって切っちゃうよね。
正直、だましが発生した後「ニセのだまし」になるのか「本当のだまし」になるのかは判別するのは非常に難しいです。ではどうやってトレードしていけばうまくいくのでしょうか?
ダブルトップ、ダブルボトム、ルールを無視して大幅利益を取る手法
さてそれではダブルトップ、ダブルボトムが発生した場合、どうやってトレードしていけば上手くいくのか、ダブルボトムを例に解説していきたいと思います。ダブルトップの場合はこの逆に鳴ります。
簡単に言うと上の図のように2番目の底から買えばいいわけです。簡単ですね。ダブルボトムの底から買っていき、ネックラインあたりでだましが発生しそうなら、決済してここまでの利益を確保する。だましが発生しない場合は、そのまま持っていけばいいでしょう。
もちろん言いたいことは分かります
- そんな底から買えたら苦労しねーよ!
- 2番目の底って言っても、どのタイミングで買うんだよ!
- だまし発生ってどうやって見分けるんだ?
- だまし発生後、さらに上げたらどうすんだ!もったいないじゃないか!
- だましが発生しない場合はどこまで持てばいいんだ?
など、疑問、反論あるかもしれません。でも大丈夫、ちゃんとトレードできる明確な根拠はあります。
2番目の底で買える明確な根拠は・・・
- これで安心、2番目の底発生の予測
- どこでエントリー?明確なエントリータイミングとは?
- 手堅く利益を確保!決済のタイミング
- だましの判別方法
- だましが発生しない場合、どこまで持てばいい?
など解説させていただきたいと思います。
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