ウォーズマン

身長210cm/体重150kg/100万パワー/ソビエト連邦出身
必殺技:ベアークロー、スクリュードライバー、パロスペシャル
別名:ファイティングコンピューター

 

キン肉マン超人図鑑の記念すべき第一回目はウォーズマンです。なぜなら僕が一番好きな超人だから。そもそも小学校4年生のとき、生まれてはじめて買った漫画がキン肉マンの11巻。この巻でキン肉マン史上最も有名と言っても過言ではない名シーンが登場する。それがこちら。

キン肉マン11巻より

 

1200万パワー!!!

バッファローマンの1000万パワーに対抗するべく、もともと100万パワーのウォーズマンのコンピューターが考え出した必殺技。ベアークローが二刀流で2倍の200万パワー、ジャンプが二倍の高さで400万パワー、回転が3倍で1200万パワーという、いわゆる「ゆで理論」の粋を集めたような傑作がこれ。

今思うと多少無理があるかなと思うけど、なにせ当時は完全無欠の小学4年生。この一コマで完全ノックアウト。一瞬でウォーズマンの虜です。覚えたての掛け算を駆使して計算し直したりして、あらためて1200万パワーの素晴らしさに酔いしれていました。

 

その後の転落超人生

ウォーズマンが華々しいのはここまでです(笑)。コミックス8巻でデビューし、11巻でピークを迎えるんだから、活躍の期間はかなり短いです。その後、悪魔六騎士編ではプラネットマンごと顔を貫かれ、体内にリングを作られ、情けなくもアシュラバスターの餌食になりかける。タッグマッチ編では一回戦であっさり死亡。王位争奪編では蘇えり、ザ・マンリキを辛くも破ったはいいが、竹やぶでマンモスマンに秒殺されて入院・・・。さすがにジェロニモに立場を奪われたときは、心底がっかりしましたよね。

 

キン肉マン18巻より。この回より全国の小学校でクロスボンバーの被害者が続出する。吹き出しが活字ではないのも当時斬新だった。

 

こちらもキン肉マン18巻より。キン肉マン屈指の泣けるシーン。そして屈指のウォーズマン情けないシーン。

 

新シリーズではやや活躍

さてそんなウォーズマンですが、キン肉マンII世ではちょっと活躍。謎の超人クロエとして、ロビンマスクの息子のケビンマスクのセコンドとして登場(バラクーダのような立ち位置)。さらにはなぜかテディベアのきぐるみを着て、宿敵マンモスマンとタッグに出場、かっこいい再登場を果たしています。しかしそのマンモスマンが裏切り、対戦中に対戦相手のネプチューンマンに付いてしまうというなんとも言えない結果です。ちなみに37巻からの新シリーズではポーラマンをパロスペシャルで撃破しています。

キン肉マン45巻より

 

残虐ファイトよ、もう一度

やはりウォーズマンと言えば、デビュー当時の超人オリンピック・ビッグ・ザ・ファイトでの戦いでしょう。ラーメンマンの再起不能が有名ですが、僕が好きなのはペンタゴンのやられっぷりです。あそこまで残虐な描写は漫画といえども今は難しいのかもしれませんね。でも残虐ファイトで、実はバラクーダの復讐の道具に使われてて、本当は心優しくて、捨て身の攻撃で死亡・・・みたいなところで人気が出たんでしょうね。未だに超人人気ランキングでトップ常連ですから。

エグすぎぃ!!!キン肉マン8巻より

 

ちなみにウォーズマンは、もともと人間タイプだったけど改造して機械超人になったミハエルマンと人間の間のハーフです。それで生まれたときからロボ超人って無理あるだろ。そもそも生まれからしてゆで理論炸裂だったんですね。

 

ウォーズマンの主な戦績

○ティーパックマン(スクリュー・ドライバー)
○ペンタゴン(ベアークロー)
○ラーメンマン(スクリュー・ドライバー)
●キン肉マン(キン肉バスター)
●バッファローマン(ハリケーン・ミキサー)
●ヘルミッショネルズ(クロスボンバー)
○ザ・マンリキ(パロ・スペシャル)
○ポーラマン(パロ・スペシャル ジ・エンド)

※ キン肉マンII世での戦績
○ジャングル・ブックス(ゴリマックス / サバンナ、テディー・クラッシャー)
○チーム・コースマス(スプートニックマン / メテオマン、テディー・クラッシャー)
●ヘル・イクスパンションズ(ネプチューンマン / マンモスマン、マンモスマンの裏切り)