株塾の相場師朗先生が教える手法のひとつ、PPP(パンパカパン)と逆PPPについて解説していきたいと思います。この下半身と逆下半身は、相場式の基本となる考え方なので、ぜひとも学んでください。
- こちらの手法公開は株塾に許可を得ています。
- この手法は儲ける力が身につく! 相場師朗式 一生モノの株ドリル他、相場先生の各書籍で詳しく掲載されています。
- 投資は自己責任でお願いします
ざっくり図解で説明
上の図のように、移動平均線がきれいに並んでる状態をPPP(パンパカパン)と呼びます。クラッカーが飛び出る様をイメージしているそうです。パンパカパーン!みたいな感じ。厳密に書くと
MA5>MA10>MA30>MA50
のときがPPPになります。PPPのときは強い上昇トレンドになっているので、買いで入ると利益を取れる確率が高くなります。さらに
- この並びが逆のときは逆PPP
- MA100以外が並んでいるときは準PPP、準逆PPP
となります。わかりやすいでしょ?
実際のチャートで見てみよう
それでは実際のチャートでPPP、逆PPPなどを見ていきましょう。下のチャートは上昇局面でのチャートになります。
PPPのチャート
赤の網掛けの範囲がPPP、青の網掛けの範囲が準PPPです。見てもらうと分かる通り、PPPのところでは移動平均線が順番通り並んでいます。準PPPの範囲でも、MA100以外は並んでいることが分かります。
PPP、準PPPの範囲では強い上昇局面にあるため、どんどん株価が上昇していることが分かります。網掛けしてないところ、PPPや準PPPではないところはNONと呼ばれます。一旦PPPになれば、一時的にNONになったとしてもまたPPPに復活することも多いです。
逆PPPのチャート
こちらは下げ局面のチャートです。赤と青の網掛けが、それぞれ逆PPP、準逆PPPになります。基本的には準を含む逆PPPでは強い下げ局面となっていますので、基本は売り方針です。
ただ上昇局面と違って、下落局面は急激に動くので逆PPPになった時点ではやや遅い(個人的見解です)。なので逆PPPを狙うときは、逆PPPになった直後に狙うのがいいでしょう。
どこから入ればいい?
逆PPPの場合、どのようなところからエントリーを狙えばいいか検討してみたいと思います。考え方は上昇局面のPPPと同じですので、参考にしてみてください。
上記チャートのように逆PPPとになってから大きく下がっています。エントリーのタイミングは、下げの場合は逆下半身が基本ですが、逆PPPになった直後の逆下半身ではまだ微妙にエントリーしづらいので、上のチャートで「ここでエントリーしたい」と書いているとことで入るのが理想です。
だけどこの場所をタイミングよく見つけるのは至難の業。なので前もって観察しておくことが大事です。
上のチャートを狙うポイントまで戻してみると・・・
赤丸のところから狙っていくのが大事です。一見、何の変哲もないチャートに見えて、ここから大きく下がるとは思えないのですが、こういうNONのところから逆PPPになるのを今か今かと待ち構えて、いい形になったらエントリーするという戦略で行きましょう。
まとめ
以上のことをまとめますと・・・
- 準を含むPPP、逆PPPはトレンドが強い証拠
- PPP、準PPPのときは買い目線
- 逆PPP、準逆PPPのときは売り目線
- 下げは急激
- 上げも下げもNONのときから狙っていく(下げは特に)
以上を踏まえてトレードしてみてください。