僕はこのブログを運営しながらも、いろんなネットショップを運営していますが、最近立ち上げたのがマスディアイアンという、イラン製のアイアン製品を扱うお店。主に棚受けがメインなんだけど、他にも傘立てやサイドテーブルなども販売しています。
ネットショップはもう運営し始めてから、16年になります。結構長くやってるなぁと我ながら思うけど、海外の製品を扱う際に感じるのが日本の技術ってすげーーーって思うことと、逆に分野によっては日本の技術って一番ってワケじゃないんだってことです。このアイアン製品に関しては完全に後者で、一見、超簡単そうに見える鉄棒の曲げ工程や、叩いて扁平にして装飾をキレイに見せる技術とかはイランの職人にしか出来ないみたいです。
実は鉄を触って30年という日本の鉄職人に同じものを作ってくれ!って言ったとき、すごい時間がかかった上に、あまりの出来の酷さにびっくりしたということがあります(詳しくはイランと日本の職人の違い)。日本人としては、日本の技術が一番だと思ってるし、(自分に技術があるわけじゃないのに)世界一の技術を持つ日本を誇らしく思ったりしてる人が多いと思うけど、分野によっては全然敵わない技術もあるんだなぁとあらためて思った次第です。
これって何も国家間の話だけじゃなく、個人の話でも言えることかもしれません。自分が何かの分野に長けていたとして、その世界ではなかなかのモンだなぁなんて悦に入ってたりしても、さらにもっとすごい人が現れたりするのって普通です。だから何かの分野で自信があったとしても、それを鼻にかけたりしちゃ足元すくわれることってあるよなぁ。
というわけで、マスディアイアンのアイアン製品、よかったらどうぞ。