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今日、僕は誕生日を迎え、45歳になりました。

45歳って言ったら、四捨五入して50歳です。小さい頃に抱いていた50歳のイメージって言ったら、会社では部長で、ダブルのスーツを来て、葉巻をくゆらせて、若くてケバい愛人がいて、クラウンに乗って・・・って感じですが、何一つ達成していません。クラウンどころか移動は徒歩かチャリがメインですし。

まあ何はともあれ、あと5年で50歳です。論語に「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして或わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」とありますが、50歳で天命を知ることって出来るんでしょうか。世の中の50歳は天命を知ってるのでしょうか。

 

天命を知る人物に足る

「天命」という意味は「天から与えられた使命」と言うことです。すごくかっこいい言葉ですよね。同音で「店から与えられた指名」になると急激に夜の街感が出てきますが。ともあれ「天から与えられた使命」となりますと、僕にはその天命が与えられているのかどうかさえ疑問です。

例えばZOZOの前澤社長。いろいろと批判も多い彼ですが、2017年6月の時点でZOZOの社員数は800人もいるんですよね。彼がZOZOを設立しなければ、この800人はZOZOで働いてないわけで、少なくとも800人の人生にかなり大きな影響を与えていることになります。孫正義さんになると、ソフトバンクの社員数は連結で80,000人にもなります。社会に与えた影響度やインフラも考えると相当なものになります。

彼らのように偉大な経営者や政治家など、多くの人に対し大きな影響力を持つ人は、すでに天命を与えられている人なんでしょう。そしてその天命はすでに達成していると思いますし、神様だって十二分に及第点を与えてくれるでしょう。ご自身の考えとして、さらに高みを目指されるのかもしれませんが、神様といえども他者がこれ以上求めるのは酷というものでしょう。

 

僕が株を教えてもらってる相場先生は、当然ながら自分でやってる株式投資でもすごい額の利益を出されています。相場先生が主宰する塾生が3,000人いて月会費30,000円の株塾。そこで得られるお金より、自分の投資の方が儲かってるっておっしゃられてるぐらいですから。つまり株塾はもうやらなくたって、十分お金はあるんですよね。それでも月2回の定期勉強会の他、たまに歩行動画もアップし、不定期のセミナーもやり、ラジオも出演し、最近は海外講演もされています。もうお金には困ってないのに、なんでここまでやるんだろうってたまに考えますが、きっと自分が培ってきた株の技術を伝えることを天命と感じられているのだと思います。

 

翻って、僕の天命ってのは何でしょうか?

もちろんお客様に喜んでいただけるよう、毎日仕事はしっかりやってます。でもそんなことは、仕事している人は全員がやっていることだと思います。家族を幸せにすることが天命かもしれません。立派なことですが、いかにも月並みですし、みんなやってますので天命と呼べるほどのものかどうか分かりません。それに実際に幸せかどうかって聞いてみないと分かりません。

 

とにかくまだ僕は天命を知るまでには至ってません。まあまだ45歳です。孔子みたいに偉い人ですら50で知ったのですから、まだ知らなくても大丈夫かもしれません。僕レベルだともっとかかるかもしれません。天命を知る前に死んじゃうかもしれません。でも大切なのは天命を知れるほど、人物として熟成出来るかどうかじゃないかと思います。50にして天命を知るほどの人物と足り得るか。

あと5年で50ですが、それまでに天命を知れるほどの人物になってれば、その先の人生はもっと豊かで有意義なものになるんじゃないかなと思っています。さらに言うと、実際には天命を知ることが無いのかもしれないけど、少なくともそこを目指す人生と、目指さない人生では、結果や充実度は大きく異なるのでは無いかと思っています。

 

 


月刊 ザ・テンメイ 1994年7月号

 

※ ちなみにブログのタイトル「A50」はアラフィフっていう意味で付けました。55歳になるまで10年はこのタイトルで行けるかなーって思って。

 

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