成功者は努力しているのか?それともしていないのか?
一般的に成功者と呼ばれる人たちは、努力しているのでしょうか?一般的な感覚から考えると、努力しないのに成功なんてするわけはありません。でも、多くの成功者のインタビューを見てみると、努力なんてしてないという人が結構多いです。逆に「すげー努力して今の地位を獲得しました!」なんて言う人は滅多にいません。
僕の知り合いの成功者たちも、武勇伝は語りますが、努力をしてきたってことは全くと言っていいほど語りません。運が良かったという話、自分がどう考えて今の仕事を始めたかという話、いい人に巡り合った話、どん底の話などは聞かせてくれます。でも努力した話はほぼ聞いたことが無いです。
では本当に成功者は努力していないのでしょうか?それについて解説していきたいと思います。
努力したと思ってない
成功者たちの多くは、今の地位を得るのに自分が努力したとは、本当に思ってないんです。嘘をついているワケではありません。周りの人から見たらすごい努力をしているように見えても、本人はそうでもないケースが多いんです。
例えばロボット工学の第一人者で、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役の高橋智隆さん。彼はロボットクリエイターとしてのキャリア初期、二足歩行ロボットを制作する時に、設計から組み立てまで一人で行い、わずか一ヶ月で作り上げました。その間の睡眠時間は9時間だったそうです。一日じゃありません。一ヶ月です。
そのインタビューに彼はこう答えています。
「楽しくて寝る暇がなかった。みなさんドラクエとか寝ずにやるでしょ?あれのすごいバージョンです」
多くの成功者は周りから見てすごい努力だと思っていても、自分では楽しくてやってることだから、努力だとは思っていないのです。
努力したとかかっこ悪くて言いたくない
成功者たちは、あまり自分が苦しかった頃のことを好んでは話しません。特に努力して今の地位を獲得しました!なんてのは、あまり言いたくないことなんです。
例えば上記の高橋さんのように、寝ないで仕事したとか、金策のため周りに頭を下げまくったとか、失敗の連続を克服して成功したとか、そういう話はしたがりません。だってそのくらいみんなやってるんでしょ?っていう感覚なんです。
成功者はビジネスを上手く行かせるために、一般の人ではやらないようなことをやってます。マクドナルドを買収し、世界に広げたレイ・クロックが、ライバル店のゴミ箱を漁って仕入先を調べたのは有名な話ですが、その程度は彼らにしてみれば努力でもなんでも無いのです。わざわざ大げさに語るほどのものでもないのです。
努力したって話は、話として面白くない
上の話に近いのですが、努力話ってあんまり面白くないんですよね。分かりやすく言うと、東大合格者に話を聞いて「どのくらい勉強したんですか?」って聞くと「睡眠時間は5時間で後は全部勉強です」みたいな答えが返ってきます。話としてはそれで終わり、面白くないんですよね。一週間徹夜で仕事しました!なんて言っても、すごいですねーで終わりだから、あまり話したくないのかもしれません。
努力っていう言葉がそもそも嫌い
成功者たちに「努力されたんでしょ?」って聞くと「努力したっていうか・・・」みたいな感じでバツが悪そうに答えます。ある知り合いの社長が語るには「努力って言葉がそもそも好きじゃないんだよ」って言います。なんか頑張っている感があるっていうか、辛いイメージがあるっていうか、そんなこんなで努力って言葉があまり好きじゃないみたい。ちなみに僕もあんまり好きじゃないです。
まとめ
というわけで、以上成功者が努力していないという本当の意味のまとめですが・・・
- 努力したと思ってない
- 努力したとかかっこ悪くて言いたくない
- 努力したって話は、話として面白くない
- 努力っていう言葉がそもそも嫌い
ということですね。努力はしてないと思っていても、傍から見たら努力しているように見えるのが成功者です。あなたは努力しますか?