「今年一番の食事でした」と同席した某社役員が語った日本料理の吉星。5月だから鮎、鮎で美味しいところは・・・と検索し、3年前にも同じ時期にうかがいました。やはり相変わらず、 まあ美味しゅうございました。
人形町の裏通り。突然竹林が現れる。いい店は門構えから素晴らしい。
この日は白ワインで。先付けはワタリガニに車麩と黄身酢を添えて。内子が素晴らしく美味しい。
椀物はやはり季節物のハモです。僕はハモをネットで販売していたのでハモにはうるさい。このハモはふわふわ、お出汁も美味しい。
お刺身はマコガレイ、アオリイカ、鰹。全部美味かったなぁ。
若鮎の塩焼き!今日はこれを食べに来た。もちろん頭からいただける。
この若鮎は一人二尾付。琵琶湖の若鮎、京都出身の僕としては懐かしさも相まって・・・いやぁ美味い。うますぎる。白ワインにも合う。なんちゅうもんを食わせてくれたんや・・・
焼き物の後に八寸という順番がにくい。右上から時計回りに、ふき、八幡巻き、ヤマモモの柔らかいの、ハモの子のゼリー寄せ、フォアグラと岩茸の酢の物、左上がちまき。特にフォアグラと岩茸の酢の物が絶品中の絶品。真ん中の葉っぱは飾り。
ちまきの中は鯛のお寿司です。
炊合せは賀茂なす、厚揚げ、小芋。まあ安い材料でよくこれだけ美味しいものを作るもんです。とても美味しい。
稚鮎の薄衣の天ぷらと万願寺。稚鮎、食べたときにマジで涙が出てきました。
最後は羽釜で炊いた桜えびの炊き込みごはん。なんつーか、この桜えび、かなり高級だよ。そりゃそうですけど。
お腹いっぱいのはずなのに、全然おかわり出来ます。家に帰ってからも口の中に桜えびの余韻が残るほど味が強かった。実はこの日の夜、桜えびご飯の夢を見た。
マンゴーと桜錦と、なにかのシャーベット。マンゴーが超甘い!最後の最後まで美味しい。
この日のワイン
最初はシャブリで乾杯。
次は丹波産ピノ・ブラン。
最後はベスト・オブ・ソービニヨンブランに選ばれた、ケンゾーエステートあさつゆ。これはハーフで。まあどれも美味しい。
仲居さんもみなさんいい人。女将に「実は3年前にも来たんですよ」って言うと「はい、5月15日に来られてますね。そのときもシャブリをご注文でしたよ」って言われました。このお店は2回目なのに、そんな記録を残してくれているんだと思って、かなり嬉しかった。また来たい。出来れば季節ごとに来たい。だいたいお一人2万5千円ほどです。