戦争が始まったら株は下がるのか?
戦争は良くないです。本当に良くないです。戦争が起こって多くの命が無くなるぐらいなら、株で稼ぐなんてどうでもいいことです。でも戦争が起こって、それがキッカケで株で稼いでも、それは別に悪いことではありません。むしろ戦争孤児に寄付したりボランティアに回せるかもしれません。
前置きは置いといて、過去の戦争で株価がどう動いてきたか、調べてみましたので今後の投資のご参考に。
目次
1991年 ユーゴスラビア紛争
ユーゴスラビアがスロベニアやクロアチアなど、7つの国に分かれたときの紛争ですね。クロアチアとスロベニアの十日間戦争が起こった日が1991年6月27日ですが、その近辺の株価はどうなっているでしょうか?
まあ下がってることは下がってるんですが、それ以前から下がってるので別にあんまり関係ないかなぁって感じですね。この後も株価は25,000円まで回復します。
1993年 ソマリア内戦
今も続いているソマリア内戦ですが、アイディード将軍が国連に対して宣戦布告したのが1993年5月ということで、その付近の株価を見てみましょう。
あんまり変わってない印象ですね。横ばいです。
2001年 世界同時多発テロ
あまりにも有名な世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだ911世界同時多発テロ。さてこのときの日本の株価はどうだったでしょうか。
テロ当日となっているところの、日本時間の夜にテロが行われましたので、その日は影響ないですが、さすがに翌日は大きく株価を下げています。しかしその後は横ばい、さらにその後、株価は上がっています。あれほどショッキングな事件なのに影響はあまりなかったと言えます。
2003年 イラク戦争
上述の世界同時多発テロをキッカケにして始めたのがイラク戦争。2003年3月19日には米軍はイラクの自由作戦を開始します。
なんかむしろ株価は上がっています。翌日は窓開けの上げになっているので戦争特需を期待したのかな?その後下がっていますが。
2014年 クリミア危機
今回のロシアとウクライナの騒動のきっかけとなった、ロシアによるクリミア併合ですね。2014年2月23日から親露派住民の勢力が増強し、2月26日から武力衝突が始まります。クリミア政府本部を親露派が選挙したのは2月26日。
翌日株価は下がっていますが、まああんまり関係ないのではないでしょうか・・・
2022年 ロシアによるウクライナ侵攻
今回のウクライナの戦争、ウクライナ時間で2022年2月24日の午前5時、プーチンはウクライナへの軍事作戦を開始すると発表しました。ウクライナ時間で午前5時は、日本時間で同日午前11:00です。
当日は下げてますが、翌週はちょい上げ、その後下げましたが通常の下げと変わらない感じですね。
結論
いくつかの戦争時の株価をご紹介しましたが、あまり関係ないのかもってのが正直なところです。ヨーロッパやアフリカで戦争があったところで、日本にはあまり影響ないのかもしれませんね。なので今回もいつもどおり、チャートを読んでトレードしたいと思います。