日本製鉄(5401)は世界第三位の鉄鋼メーカーで、国内ではもちろんトップ。売上高は8兆円に迫る勢いで、押しも押されぬ大企業。盤石な会社であります。しかしこの会社の株を買うとなると別の話。最近は好調な株価もいつまでも上がるわけではありません。

今回は日本製鐵の株価が今後どのようになっていくのか、3000人以上の塾生を擁する株塾の手法を用い、テクニカル分析したいと思います。※投資の判断はご自身でお願いします。

まずは証券アナリストの予想から(みんかぶより)

2023/12/09時点での証券アナリストの分析は

買い目線 3,856円(一年後)

ちなみに3ヶ月前から同じ価格予想です。(みんかぶ日本製鉄の証券アナリスト予想

テクニカル分析(月足)

まずは日本製鉄の株価の月足チャートを見てみましょう。

チャートを見て分かるのが、まずは現在の価格が2013年の高値、3600円付近に並んでいるということ。株価は前の高値に並ぶと一旦の上昇は止まる習性がありますので、この辺りで上昇は止まるのではないかと予想できます。

さらには底値の2020年4月から、上昇が41ヶ月間も継続しています。現在の勢いはPPPで良いものの、やはりそろそろ一旦の下げはあるのではないかということです。

ただし3600円をしっかり超えてくると、このあとも上昇が続く可能性があるので、一旦はこの価格帯で弱るかどうかを見ていきたいです。

月足での予想

  • 月足から見て一旦は下がる
  • 3600円を超えるか弱るかがポイント

具体的なトレード手法(週足)

今度は週足チャートで見てみましょう。

週足で見ると勢いよく株価が上昇していることが分かります。

ただ現在、上昇の2段目が終了し、3段目にかかろうとしています。上昇は3段目で止まることが多いです。また22年6月ごろの一旦の最安値から65週も上昇しており、これ以上の上げはよっぽど出ない限り無いでしょう。

以上のことから、このあとは大勢では下げに転じるのでは無いかと予想できます。

ではどこから下げに転じるでしょうか?

一番有力なのは前の高値の3800円近辺。3600円にも月足の前高値があるので、まあこの辺りまで上げてから下げに転じるのが最も有力パターン。①のように抜けていくと大きく上昇する可能性はありますが、②か③に落ち着くのではないかというのが予想です。

どのようにトレードすればいいか?

ひとまずは現在の上昇を見ていき、3800円辺りで逆下半身になれば空売りを入れていきたいですね。とりあえずMA30に当たるぐらいまで継続し、MA30を割るか、反発するかを見てその後の建玉を操作していく感じで行けば、大きな下落を取ることが出来ますね。

 

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