売上高1.6兆円を誇り、日本郵船、川崎汽船と並ぶ日本の三大海運会社の1社の商船三井(9104)。一時期売上を落とし、2020年には一兆円を割ってますが、ここ数年は回復しており株価も鰻登りです。そんな商船三井ですが、今後の株価はどうなるのでしょうか?
今回は商船三井の株価が今後どのようになっていくのか、3000人以上の塾生を擁する株塾の手法を用い、テクニカル分析したいと思います。※投資の判断はご自身でお願いします。
まずは証券アナリストの予想から(みんかぶより)
2023/12/09時点での証券アナリストの分析は
中立 3,913 円(一年後)
ちなみに3ヶ月前から同じ価格予想です。(みんかぶ商船三井の証券アナリスト予想)
テクニカル分析(月足)
まずは商船三井の株価の月足チャートを見てみましょう。
チャートを見ると、2007年に最高値を付け、そのまま下がり、しばらくの横ばいのあと、4000円まで株価が回復しています。現状はPPPで勢いよく上げていますが、4000円に過去のしこりがあります。また上昇期間が最安値から42ヶ月、直近の安値から11ヶ月とかなり長期に上昇していますので、そろそろ止まる可能性も考えられます。
月足での予想
- 勢いはいいが、長期上昇しているので、上げるか下げるか微妙なところ
- 4000円+しこりがあり、今の価格が分水嶺
具体的なトレード手法(週足)
今度は週足チャートで見てみましょう。
週足で見ると3800円近辺にしこりがあることが分かります。また直近の高値が4500円近辺。この価格帯の中で上下を繰り返しBOX圏を形成する可能性がありますね。もし前高値を超えてきたら大幅上昇(①)が見込めます。前高値か、それに届かず下げてきたら下げの障壁は3800円のしこり。ここで反発し上げてくるならBOX圏(②)、これを割ると大幅下落(③)が見込めます。
どのようにトレードすればいいか?
現状、8本しっかり下げてきて、MA10をMA5が抜けそうなので、下半身が出たら買いを入れたい。4500円を抜けるかどうか観察しましょう。抜けたらそのままキープ。負けて反落してきたら逆下半身で空売りを入れて、しこりの3800円近辺まで観察しましょう。そこを割ったらそのままキープ。しこりで反発して下半身になったら買いを入れたいですが、BOX圏を警戒して観察するのもありでしょう。